GLOBALG.A.P.ロゴ
GAPは商品優位性・適正流通を証明するものではありませんので、GLOBALG.A.P.ロゴも店頭で使用することは出来ません。また小売商品への表示も出来ません。店頭で一般的な解説が必要な場合「グローバルGAP」の汎用活字をご使用ください。なお、要件を満たすことで小売商品へ「GGNラベル」を使用することが出来ます。詳しくは以下をご覧ください。
GGNとは
GLOBALG.A.P. システムに登録されている生産者に与えられる固有の番号です。13 桁の番号で構成されます (GGN 123456789101 など)。
GGNにより、GLOBALG.A.P.データベース上で認証ステータスをリアルタイムで確認できます。
GGNは認証書に記載されております。GLOBALG.A.P. 生産者はロゴマークを使用する際には必ずGGNを付記する必要があります。
またGGNは最終製品に付記することができます。並行所有がない場合付記は任意ですが、並行所有がある場合GGNの付記は必須となります(ただし顧客との文書での合意があれば最終製品への付記は除外されます)。
GGNラベルとは
GGNラベルはGLOBALG.A.P.認証を取得した生産者の製品に付けることができる消費者向けラベルです。これは責任ある農業を消費者に見える化する為のラベルです。
消費者はWEB上のGGNラベルポータルサイトで製品を追跡できます。
製品にGGNラベルを付ける為にはサプライチェーンの各社が関連する認証を取得している必要があります。
◆農場レベル
・関連する製品カテゴリの GLOBALG.A.P. 総合農場保証 (IFA) 規格(または GLOBALG.A.P.と同等のベンチマーク スキーム) の有効な認証書。
・アドオン規格であるGRASPの完全適合証明。(本アドオンは農場での社会的責任の実践を保証するものです)
・青果物の生産者はGLOBALG.A.P. RMS(残留農薬モニタリングシステム)プラットフォーム への参加。
◆農場後のレベル(流通)
・GLOBALG.A.P. CoC認証の有効な認証書。
CoC認証とは
GLOBALG.A.P. CoC認証(Chain of Custody規格)は、GLOBALG.A.P.認証を受けている農場からの製品またはGGNラベルを付けて販売される製品が、真にGLOBALG.A.P.認証の製造プロセスから調達されていることを保証します。
製品の流通全体にわたる分別管理、トレーサビリティ、ひいては製品のGLOBALG.A.P.認証ステータスを保証するための要件が規定されています。
これは、生産者、梱包業者、仲介業者、加工業者、物流会社、場合によっては小売業者、レストランなど、GLOBALG.A.P.認証生産者の生産物に由来する製品を扱ったり取引したりするあらゆる企業が対象になります。
CoC認証は、農場から出荷された製品を取り扱うすべての組織(以下を含む)に要求されます。
・包装/GGNラベルを付ける前に、認証された製造プロセスからの製品を取り扱う/取引するすべての企業 (包装された製品とバラの製品)
・包装/GGNラベルを貼った後に認証生産プロセスからの製品を取り扱う/取引するすべての消費者向け (B2C) 企業 (パッケージ化された製品とバラの製品)
・GGNラベルの付いた製品を販売する B2C 企業 (例: 小売業者の鮮魚売り場、メニューにその旨のラベルを付けた認証魚を販売するレストランなど)
(参考:GLOBALG.A.P.Webページ(英語):https://www.globalgap.org/what-we-offer/solutions/chain-of-custody/)
アドオン規格とは
アドオン規格は、通常のGLOBALG.A.P. IFA規格に特定の要件を追加するものです。
アドオンの例には、社会的側面のリスクを評価するGRASPや責任ある水の使用に関するSPRINGなどがあります。GLOBALG.A.P. IFA規格と組合わせて審査を受けることができます。
GRASPとは
GRASP(グラスプ:GLOBALG.A.P.社会実践のリスク評価)は、農場での労働者の労働環境を評価するためのアドオン規格です。労働者の声、人権と労働の権利に関する情報、人権と労働の権利の指標、児童と若年労働者の保護という 4 つの主要な社会的責任のトピックを対象としています。
(参考:GLOBALG.A.P.Webページ(英語):https://www.globalgap.org/what-we-offer/solutions/grasp/)