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海外レポート:日本のGGAP動向

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海外レポート:日本のGGAP動向

GLOBALG.A.P.本部(ドイツ・ケルン)では、定期的に世界各国に向けてニュースレターを発行しています。
今回は日本の紹介です。詳しくはこちら

【参考訳】(2017年度取材)

GLOBALG.A.P.日本の教育ツールとして活用(2018年5月25日)

2015年、五所川原農林高校は、日本の高校として初となるGLOBALG.A.P.認証をリンゴ園で取得しました。山口章校長は、現在、日本の農業に直面している3つの主な問題、農業従事者の高齢化、後継者不足、そして、日本全体の人口減少などを指摘しています。

ビデオでは、GLOBALG.A.P.教育がこれらの問題解決にいかに不可欠な役割を果たすかについて述べています。GLOBALG.A.P.教育は、良い農業の実践に関する知識だけでなく、高校生の進路に好影響を及ぼし、農業関連産業に進む割合が大きく増えています。さらに、GLOBALG.A.P.を学ぶ生徒の士気がたかまることで、学校はこの国際水準の農業を地域に広めるシステムの構築に貢献しています。

五所川原農林高等学校に続き、士幌高校に加え、岩見沢農業高等学校、京都木津高校、京都農芸高校、栃木県農業大学校などの学校も認証を取得しました。また、新潟農業大学校や愛媛県南宇和農業高等学校も近く審査を受ける予定です。

教育ツールとしてGLOBALG.A.P.は、良い農業実践の哲学を伝えるとともに、生徒にリスク評価の実践を教え、改善計画を立てさせ、この複雑な分野で個々の考え方を育てます。さらに、学生の誇りを育み、農業関連産業への進路決定に寄与し、中学校からの志望者を増加させています。より詳しくはこのビデオをご覧ください。

GLOBALG.A.P.は、2020年東京オリンピック・パラリンピックのベストプラクティス標準(食料調達基準)として認識されたことから、日本ではGLOBALG.A.P.認証取得への関心が高まっています。

写真:五所川原農林高等学校提供(GLOBALG.A.P世界写真キャンペーン)
五所川原農林高等学校:GGN 4056186440631